どうも、YOBBYです。
ぼくは大学3年のころに仮想通貨の投資案件で詐欺に遭ったことを皮切りに、借金110万円を負うことになりました。
当時のぼくはリボ払いの制度を知らず、知らず知らずのうちにリボ払いで決済していたこともあり、「最終的な返済額が110万を超えた」という感じです。
という訳で今回は
・よくわからないビジネスに誘われたんだけど、どうすればいいかわからない
・詐欺師とそうでない人を見分けるにはどうすればいい?
・起業したいと思ってるんだけど、高額塾に入るべき?
という方向けに、ぼくの実体験をベースに答えていこうかな、と。
あ、間違ってもマルチ(MLM、アムウェイ)だけには手を出さないようにしましょうね。
もくじ
ぼくが借金110万円を負うまでの経緯

急にメッセンジャーに連絡が入る
ぼくが家で何気なくネットサーフィンをしていると、facebookのメッセンジャーに「〇〇大学/ビジネス教えます!」みたいな1歳年上の大学生からメッセージが来たんですよね。ちなみにその大学は家のめっちゃ近所。
当時「サークルと飲み会、たまに授業出る」というクソみたいな生活にうんざりしていた僕にとって、起業という言葉は本当に輝いて見えました。うぉおぉ、かっけぇ!!と。
そして何通かメッセージのやり取りをし、某ドトールコーヒーで会うことになりました。
相手の大学生の事を、以下Tさんと呼ばせてもらいます。
「投資教えるから、受講料で20万円払ってください」
雨がしとしと降る中、指定されたドトールの2階に上がると、スーツを着た同年代ぐらいの細身の男性が座っていました。
「Tさんですか?」
「そうです!今日はよろしくお願いします」
最初は「大学でどんなことを学んでいるのか」「今何をしているのか」「何に興味があるのか」「将来はどんな風な大人になりたいのか」という風なことを1時間ぐらい話して、かなり場が温まってきました。
話を聞いてると、Tさんは「仮想通貨のトレードをしてお金を稼ぎながら、大学に通っている」ということでした。いわゆるビットコインFXですね。
そんなTさんから「興味あるなら教えてあげる。事務所来なよ」との声をかけてもらい、ぼくらはドトールから徒歩5分くらいの小さな事務所に向かいました。
今思うと、ぼくはその時から「トレードやりたい!FXやって金持ちになりたい!!」と、完全にTさんの手のひらに転がされていました(笑)
事務所にはTさんを除いて5人くらいの男性がパソコンに向かってカタカタ作業をしていて、何やらよくわからないグラフを見ていました。
ぼくはしばらく実際にTさんがトレードしている様子を見て、その後応接室に通されました。
もう僕の中でFXでお金もちになるイメージは完全に固まっていたので、「あとは値段次第」という心持ちで「ぼく、Tさんにトレード教えてもらいたいんですけど」と聞くと、Tさんはあまり表情を変えず「レクチャー代として20万だけど、大丈夫?」とぼくに聞いてきました。
「え?に、20万・・・?」
内心めちゃくちゃビビってましたが、Tさんが「リボで払えば大丈夫だよ~」と言っていたので、そんなもんか、と特に疑いもせずにクレジットカードで20万円を切りました。(税込みで21万6,000円ですね)
支払いを済ませた後、Tさんにお礼を言い、ぼくは事務所を後にしました。
「明日からFXが学べるんだ・・・!」
嬉しさと興奮で心臓はバクバクです。ぼくは顔がニヤけないように、高鳴る気持ちを抑えながら家路につきました。
次の日、音信不通に
次の日の朝、ぼくは事務所に行くためにメッセンジャーにTさんに連絡をしようと思い、アプリを開きました。
すると、そこにTさんのアカウントはありませんでした。
「え?なんで??」
何回スクロールしても、何回アプリを立ち上げても、Tさんにメッセージを送る事ができません。
そうです。Tさんはメッセンジャー、そしてfacebookを退会していました。つまり音信不通。
ぼくはグーグルやtwitterでもTさんの名前を検索しましたが、何もヒットしませんでした。
このようにして、ぼくはまんまと20万円を騙し取られました。
この他にも高額起業塾、不動産投資にお金をつぎ込み、膨らんだ借金は100万円越え。
そのあとは大学を休学し、借金を返済するためにバイトに明け暮れることになるんですが、それはまた別の記事で。
大学生が投資(副業)詐欺に合わないための心構えと対処法

とまぁ色んな詐欺に遭ってきたぼくですが、こんな経験をしたことで教訓を得る事もできました。教訓得るための対価がエゲつないですがw
あなたに元にウマい話はやってこない
まず大前提としてコレです。儲け話は金を持っていない人の元には来ません。
何故なら、儲け話があるならお金をたくさん払ってくれる可能性の高いお金持ちの所に持っていったほうが遥かに効率的だからです。ちょっと考えたらわかりますね。
あと、「この人、儲かってるならなんでぼくにそれをバラしちゃうんだろう?」と疑問を持つこと。
投資もビジネスも情報戦です。自分にとって不利となる情報を開示する相手には、必ず意図があります。
相手の発言の意図を考えてみると、落とし穴に気付ける可能性がグッと上がります
寂しい時・くすぶってる時はアポイントを受けない
ぼくは授業、サークル活動、飲み会の毎日で「なんでこんなことしてるんだろう?」とくすぶっていた時に声をかけられて、初めて会った人の言葉を盲信してしまっていました。
「おれはこんなはずじゃない!」と思ってる時って、自己啓発とか起業塾とかに心惹かれてしまいますよね。気持ちは本当にわかります。
もちろん中には優良なものもありますが、確率でいうと全体の4%ぐらいだと思いますね。
ビジネスモデルを聞き、自分でググる
ある程度ビジネスの知識がある場合は、この方法が有効ですね。
相手が提案してくるビジネス、投資について「どこで、どのようにして収益を上げているのか」を詳しく聞くことで騙されるリスクは格段と減ります。
ただし、これは自分がビジネス知識がある場合のみ有効です。
中途半端な知識しか持っていないと逆に論破されてしまい、納得させられてしまう事も多々あるので諸刃の剣でもあります。
まとめ
色々話してきましたが、
「ウマい話はあなたに元にはやってこない」
これだけでも覚えておけば、あなたが詐欺に遭うリスクは格段と減ります。
自分のことを特別な人間、賢い人間だと思っている人ほど詐欺にはかかりやすくなります。ぼくのようにw
世の中は良い人ばかりではありません。
大学生の純粋な向上心に付け込んでお金を騙し取ろうとする輩はそこら中にいるので、自分の身は自分で守れるように気を付けましょう。
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